イメージと嗜好

2009年10月18日 駄文
人間は物を好きにならない、物に付随するイメージを好きになるっていうのは
結構有名なことですが、これを意識している人っていうのは
あんまりいないような気がします。
これに関する話としては合成洗剤とかが有名なのかな?
本来は泡が出なくてもきれいに洗えるというのが合成洗剤なのですが
それでは「きれいになったような気がしない」と思う人が多く
中々売れなかったようです。
それではということでメーカーがあまり意味はないけど泡立つようにしたら
売上が倍増したとか。

いまの若い人に多い日本にいる一部の民族を毛嫌いする風潮も
これで説明がつきます。
(パチンコとかサラ金とかに関係しているらしいあの民族です)
私も大嫌いなのですがその嫌っている人たちの中で彼らの事を
真に理解している人は一体何人いるでしょうか?
反日教育を行っている、歴史のねつ造を行うという話はよく聞きますが
これらは事実なのでしょうか?
「実際にそういう人間に会った!」という人もいるかもしれませんが
それがもしかすると極一部の人間であるかも知れないという可能性を
考慮したことのある人はいないと思います。
ではなぜそんな状況であるのに、私を含め嫌いになることができるのでしょうか。
それはやはり、そういうその民族とそのイメージがあまりに硬く結びついている
からでしょう。
そうなるってしまうと、もうどんな理論的な考え、信頼のできるかもしれない情報も目に入ってきません。
私の例でいけば、もう彼らが実は善人かもしれない、実は日本に良いことをしているかもしれないなんていうことはどうでもいいです。
私にとって重要なのは、私はあの民族を嫌っているという事実であり。
他の人も私と同じように彼らを嫌いと思っているかどうかということです。

ニコニコ動画内でのブームなどにもこの現象がよく起きます。
例えばVocaloid動画なども、投稿時はそんなに人気なかったものが
有名な歌い手が歌ったとたん人気になったりします。
歌い手のうたったときにできたイメージがその本となった曲に合わさって
人気がでるのでしょう。東方がなぜこれほど幅広い層の人たちに人気があるのかも
これで説明がつきそうですね。

皆さんも何かに対して好き嫌いができたら、その奥にどんなイメージが
付随しているのか・・・考えてみると
ちょっと客観的な態度が得られるかもしれません。
何かを人に勧める時にも有効です。

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